癒楽木(ゆらぎ)

杉の小箱



もうすぐ、完成です～。

いつもながら、同じものが一つとてない、木の表情に癒されます。

・・・・

話は変わりますが、

同じものがないのが自然の摂理。
ですが、最近の住宅においては、
値段によるところも大きいのですが、
同じものがいい　とか
色が違うのはだめ　とか
いう理由で、無垢の木を遠ざけてしまう場合も多々。
現場でも、一枚だけ色が違うから変えて～
なんてこともざら。
その結果、
無垢の木→突板（半分無垢）→樹脂ｼｰﾄ（印刷）
という素材の変化が生じてきたとのこと。

そりゃあ無垢の木が一番なんでしょうが、反りもでるし、色も同じものばかりじゃないし、重いし、高いし～
それやったら、突板（合板に無垢の木の薄い板を貼ったもの）の方が、反りも出にくいし、色あわせもしやすいし～
やけど、それ以上に、樹脂ｼｰﾄ（合板に印刷したｼｰﾄを貼ったもの）の方が、値段も全然違うし、そりゃあお得ですよ～
といった、三段階でしょうか・・・。

で、接着剤で貼りあわせるから、シックハウス等の健康面への
問題が出てきたりして、
もともとは、人の欲望に応じて生まれてきたものなのに、
なんだか・・・・ねえ。

で、また、最近は、無垢の家　ってな具合に、板を張った家、しっくいの家なんてのをよく耳にするようになったかな。

人の思いや考えは、いろいろ変化するものですね。
だけど、みんなそれぞれに、そのときは、そうするのが一番ええこと
と、思ってたはずですから、こうだから、いけないと、決め付けてしまえない面もありますね～。


・・・なんでもないけれど、

杉の板目を見ながら、ふと、思ったことでした～。